【物理学科生による物理講義やで!】稲田 帆 | 東進ハイスクール 千葉校 大学受験の予備校・塾|千葉県

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2019年 9月 16日 【物理学科生による物理講義やで!】稲田 帆

こんにちは!稲田です!

今回は熱を入れて書いた結果

長くなってしまったので

前置きはせずにいきます(笑)

 

今回は物理の勉強法をお話していくで!

①物理を勉強する上で大事なこと

②私立大学の物理の傾向と対策

 

まずはじめに理解して欲しいのは

高校生が学ぶ物理の基本は力学にある!

ということを頭に入れておきーや。

高校物理は「力学」「熱力学」

「波動」「電磁気」「原子」

の5つの範囲があることはご存知だと思うねん!

こうしてみると、この5つはそれぞれ別もの

のように感じてしまう人が多いと思いますが

 

力学以外の4つも力学で学んだ考え方を

使うことが多いねん!

 

ですので、力学を完全に理解できていなければ

他の4つの分野を理解することは難しいで!

*細かいことを言うと原子は

 他の分野とは少し違いますが

 少し難しい話になるので今回は

 気にしないことにします(笑)

 

例えば、熱の範囲で内部エネルギーU=3/2nRTを求める際に

立方体を考えてその中の分子の速度などを考えて証明をしていくねん。

「内部エネルギー 立方体」の画像検索結果

この分子の速度を求めるのに力積を使うねん。

このように熱の分野の公式を導くのにも力学の

考えが必要になるんよ!

 

もう1つ重要なことを言うで!

公式は暗記するものちゃうねん、導くものやねん!!

 

上記のU=3/2nRTの証明をもう一度考えてみましょう!

先ほども言ったんやけどこの証明では

まず分子の速度を求めんねん!

せやけど、なぜ分子の速度を求めんねん?って感じちゃう?

 

そもそも、内部エネルギーは簡単に言うとな

温度T、圧力P、体積Vなどの状態量ことを指すねん。

 

せやから、理想気体の状態方程式PV=nRTを考えるんよ。

この式の温度T、体積Vは分かっている物理量やから

圧力Pを求めれば良いって感じや。

圧力の定義は微小面積あたりの力やで。

つまり、F/Sや。体積が分かっているので面積も

分かっているはず、せやから力Fを求めれば良いってなるねん。

 

ここで、立方体内のある1つの粒子に注目すると

粒子は、立方体内で衝突運動を繰り返してるんよ。

粒子の運動量が分かっていれば力を求めることができると思わへん?

運動量はP=mv、mは分かっているので

vつまり速度を求めれば良いということやで。

 

このように、その答えを出すためには

なんの式が必要なのか?

必要な式を使うには

何の物理量を求めれば良いのか?

また、定義はなんなのか?を

きちんと考えて理解すれば

公式は頭の中でも導けるんやで!

ma=Fのように実験によって得られた

 公式は導けないので覚えるしかないです。

 

このことは入試問題を解く上でも重要!

 

求めるものは何か?

問題で与えられている物理量は何か?

最終的に使う式の中に未知数が含まれていれば

まずはそこから求めないといけないやんけ!

などを日頃から考えて問題を解くことが大切だと思うで!

 

何となく、イメージで、とかではなく

論理的に思考せんとあかんで!

 

そもそもイメージなんかで物理勉強しとっても

大学で学ぶ物理なんてイメージ出来ひんことばかりやから

大学で通用せーへんで!

 

続いて

②私立大学の物理の傾向と対策

について話していくで!

 

私立大学の問題、特に明青立法中・理科大などで

みられる出題形式として文章がいっぱい書いてあって

穴埋め形式の問題が多くみられるんよ。

 

このような形式の問題を解くときに

僕が意識していたことは

後の問題の予測と状況理解や!

 

予測について簡単な例をあげると

単振動の問題で

「バネ定数kを聞かれたら、それを使って

単振動の周期が問われるんちゃう?」と予測できるやん!

このように予測しながら解き進めることで

解くスピードが上がり、問題数が多くても

時間内に解き終えることが出来るんや!

 

予測はやはり経験がないと出来ないことやから

物理が苦手な人は典型問題からでいいので

「これが聞かれるってことは次にあれが聞かれるんとちゃいます?」と

なるぐらいまで演習を積んでみーや!

実際、典型問題だけでも私立なら理科大、国立なら千葉大

くらいまでは普通に解けると思うで!

 

次に状況理解について。

先ほど挙げたような

文章がいっぱい書いてある形式の問題では

問題が進むごとに状況がどんどん複雑化してくるねん!

 

なので、何も考えずに問題を解き進めていると

「めっちゃ複雑でどんな状況か理解できひん!

 どないしたらええねん!勘弁してーや!」

みたいな感じに頭がパニックになっちゃうで!

 

そのようにならないためにも状況が変化したら

その都度、図を書いて確認!

めんどくさがって図を描くことをしないと

痛い目に見るで!

 

問題予測と状況理解で私立問題なんてイチコロや!

 

ブログだと詳しく話せへんから

何か悩み事ある人は

稲田に遠慮せず聴きにおいで!

 

突然エセ関西弁で頭おかしくなったと思いますが

実は関西で生まれたので関西弁で書いてみました(笑)

 

明日のブログは

用担任助手です!

お楽しみに!!

 

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